山本の経歴の紹介

メディカルテープ研究所の山本敏幸と申します

ここでは山本の経歴を紹介いたします。

田舎は兵庫の山奥です
大学になり阪神間に移り、親元を離れました。
理学部・化学科で学び、化学の電子論などは面白かったですが、化学反応や化合物を覚えるのが苦手で、化学で研究することなどないように感じてました。それで、当時ワトソン・クリックがDNAのらせん構造を発見し、ノーベル賞を取ったこともあり、生物学に強い興味を持つようになりました。
細胞遺伝学、放射線生物学などを研究している中で
1970年3月にイスラエル国 WEIZMANN Research Instituteへ研究留学しました。
培養細胞を用いた発がん性の研究でした。
ハムスターの培養細胞に化学物質(発がん物質)やポリオーマVirusを掛けると細胞に変化が現れ、多くが死滅しますがその中から、染色体に異常のある細胞が生き残り、染色体が切れたり倍増したりいろいろな変化が起き、正常時は、シャーレに1層で成長していた細胞が、重なり合って成長するようになります。これが癌化の外見的変化です。
癌化した細胞の染色体を調べ、その細胞をハムスターに移植すると、固形癌ができてきます。まさにシャーレの中で発がん性物質は細胞を癌化させるのです。
この研究はNatureや International J of Cancerに投稿しました。
この当時はNature に投稿している研究者は日本に10人といないくらいでした。
1972.4月 日東電工に入社
  生物。医療の分野開拓にあたりましたが、新規分野の創出は難しいものです

医療の分野に配属され、徐放性つまりControl Releaseの仕組みを研究しました。医薬品・抗菌性の成分や香料の持続的な放出などです。

その内、経皮吸収薬というものを米国ALZA社が発表して、一大刺激を受けました。沢山の概念的特許を出願していました(USP)。

女性ホルモンを徐々に放出するdeviceを作り、膣内に挿入しておくことで生理を抑えるなど。その類似の技術で武田薬品の前立腺ガン治療薬を生み出したのです。この製品はALZAの技術を導入したかどうかは知りません。未だに大きな売上を維持しています。私たちはテープ技術がベースにあるので、テープに薬剤を添加することで皮膚から薬を吸収させて治療効果を上げようと試行錯誤の研究を行いました。

その中で同僚が担当していた狭心症治療薬イソソルバイトディナイトレイト(ISDN)と呼ばれる薬剤が皮膚吸収され狭心症の治療に有効であると証明でき市場に投入しました。瞬く間に多くの患者に投与されました。特徴は貼るだけで血中の薬剤濃度が有効レベルで長時間維持されることにありました。血中濃度が経口薬の場合急に上がり、頭痛や火照りが生じるのですが、これが無くなり、1日1回の貼り換えで済むため飲み忘れなどもなく、発作の起きるリスクを回避できました。最初は10X10cmの大きなものでしたが皮膚刺激が発生し、その率も高かったため、改良を加えサイズを30%程度まで小さくしながら有効性の同じものができ皮膚刺激も大幅に減らすことに成功しました。これが現在のフランドールテープです。今ではジェネリック製品が多く出てきて価格が下がり厳しくなってきています。

同じ流れで喘息薬のテープ化も行いました。この薬はアミン構造を持っているためISDNのテープと同じ粘着剤は使えず、新たな材料で仕上げました。こちらは1枚貼れば48時間有効性が維持できるという優れたもので、パッチ薬を貼っておけば明け方に喘息発作を起こし救急車を呼び病院に駆けつけるというリスクが無くなると重宝されました。

皮膚刺激を減ずるテープは薬用のパッチ薬ばかりでなく、チューブの固定や外科手術後のガーゼの固定にもテープは必須であり、毎回同じところに貼りかえることも多く、多くのケースで皮膚刺激が酷くなり使用に耐えないという方が出ていました。8-10%程度が皮膚刺激で困っていました。透析患者においてはほぼ100%が皮膚トラブルを抱えていました。

何とかできないかということで開発に着手し、いろいろな試行錯誤の中でゲル型粘着剤を生み出しました。こちらの製品はパッチ薬と違い、個包装はせずOPENで保管・使用されるため、僅かな揮発性のある材料も用いることができず、色々試みて揮発性のないオイルを探し出し、粘着剤との相性も良くテープとしての機能を維持できるものを作り上げました。日東電工では肌に優しいテープということで「優肌絆・ゆうきばん」と名付け販売しています。今では特許も切れていますが、ノウハウが詰まっており長時間保管しても特性が変わらないものを開発するのは難しいようです。

創傷治療の考え方は1980年代に大きく変わりました。それは従来のセントラルドグマのような考え方「傷は乾燥させなさい。乾燥させないと感染を起こし治らないよ」というものでしたが、1960年頃にWinterらが豚の皮膚を使い、傷を付けその上をポリエチレンフイルムで覆うと早くきれいになると雑誌Natureに投稿しました。その後20-30年経て、フイルムドレッシングと呼ばれろ薄いウレタンフイルムに粘着剤を積層したテープが生まれ、創傷被覆材として応用され始めた。このウレタンフイルムは滅菌もしているので、IV,CVカテーテルの固定に使い始めました。米国製でJ&Jの製品でした。あまり良くないテープだったので10年程度して殆ど見なくなりました。我々もウレタン様のフイルムでテープを開発し、めくら蛇におじずのことわざのように、臨床試験に挑戦して報告書を書いてもらい、日本産で第1号のフイルムドレッシング創傷被覆材(クラス2)の薬事認可を得て保険適用も受けました(この当時は保険適用されていた)。さらには褥瘡が高齢化が進む為日本では大幅に患者が増加して病院でも大きな問題になるまた、生産側から見ると市場が大きくなるとの調査結果もあったので、ハイドロコロイドドレッシングの開発も行いました。なぜこのような名前が付いたのか想像するに、疎水性のゴム成分の中に親水性の粒子を多く入れているから、滲出液に接触すると徐々に水分を吸収して膨潤するまたは溶ける特性を持っているいわゆる水系コロイドを形成する被覆材の意味から名づけられたと想像している。先発の米国製は滲出液を吸収すると溶けてドロドロになり、交換時に洗浄やふき取りが難しく手間がかかりました(Duoderm 日本名はDuoActive)。また、ゴム材料も使っているので溶けると組織中に残り炎症が継続するという懸念も感じました。そこで、我々は吸収力は高いが溶けないものを目指して開発しました。これも医家向けのクラス2の創傷被覆材として国産初の薬事認可を受けました。私はこれら製品開発の中でマネージャーとして、新規分野の製品開発に挑戦し、大学病院へ臨床試験の依頼に行き、論文の下書きなども非才を顧みずやったものです。このころのお世話になった先生方とは未だにお付き合いがあります。

優肌絆やISDNテープは当時通産省のモノづくり日本大賞というのができ、面白い役立つ技術を懸賞しようというものでした。第1回目モノづくり日本大賞に認定され表彰を受けました。技術者としてはうれしいことでした。

この頃には新たな販売部門を立ち上げることとなり、自社ブランド品を新たに作り上げ、病院へ直接(卸を経由し)販売する販路構築を行いました。それ故、全国の病院の主だったところは訪問し製品の紹介などを行いました。その時期は厚労省が病院内に対策委員を置き、体位変換や専用ベッドを入れるよう促している時でもありました。それ故に褥瘡ケアーや皮膚ケアーはWOCナースを中心に各病院が褥瘡撲滅の対策を打つ体制を整えるため病院や医師。看護師にとって関心の高い時期でもありました。

各地域で著名な褥瘡に関心の高いドクターとWOCナースに私がペアーになり、褥瘡対策研究会と称しセミナーを全国各地で行いました。著名な先生にWOCナースを起用しているので、その地区の多くの看護師や時には医師も参加してくれました。講師の医師は褥瘡の発症機構やその治療に関して、WOCナースは褥瘡ケアーやスキンケア―に関して話され、私はスキンケア―や褥瘡に適するドレッシングの材料や特性面のお話をしました。一番多く集まったのは福岡で行った時、400名くらいが集まりました。WOCナースの応援もうけ、営業が地を這いまわるような活動の成果で皮膚刺激の少ない優肌絆は20-30%の市場シェア―まで拡大したように思います。

退職後、住んでいる県内の東洋化学㈱にお世話になり、6年間開発部の立ち上げ、新しい製品開発に努め併せて開発人材の発掘と教育も行いました。中でもハイドロコロイドの救急絆創膏は米国J&Jの製品に比べ厚みが20%程度なので指に貼って、家事など指を曲げたり水仕事をしても浮いてこないので世界で唯一の優れた絆創膏であると考えています。東洋化学はかつてはテープ原反やガーゼを買ってきて絆創膏の形に加工するだけでしたが、新たにもっと源流の粗材料から配合し溶解混錬しシート化して絆創膏に仕上げるという一連の製造システムを持つことにより他社の真似できない製品を生産販売できるようになりました。この製品が関西モノづくり新撰に認定されています。

右の写真は一般的ウレタンフイルムと新たに開発した低応力フイルムSMFである。SMFは貼ってしばらくすると伸びて、皮溝に入り込み全く目立たなくなる。違和感もほとんどない。厚みは左の一般のウレタンフイルム30μと同じである。

その後、新たに起業することを発願し立命館大学草津キャンパスに研究室を借りて、新規の開発を行いました。経皮吸収薬をやりたかったが資金がないため、雑貨と医療機器を開発するることにしました。

化粧のできるテープ ニキビや傷跡手術跡のカバーや傷口に貼って化粧できる絆創膏(医療機器)を開発し商品化しました。下の写真参照。この製品は薄いしなやかなフイルムの表面に凹凸を形成しコンシーラーが塗布でき維持できる。自分の肌に似たコンシーラーで色目も調整でき、傷跡や傷を隠せて傷はその内側で湿潤環境となり綺麗に表皮ができてきます

さらにはワキに貼り、わき汗を抑えるワキさらりAgも商品化しました。極薄でAg添加で抗菌性を付与し、違和感もほとんどないシートです。結構売れました。ドランクドラゴンと一緒に出る番組でPRした写真。/

アトピーの肌荒れ対策に優れた効果をもたらす被覆材 肌レーヌ

最も傑作だと思っているのは肌レーヌと名付けた製品です。極薄のウレタンフイルムにゲル粘着剤を塗布し、粘着剤の中にはシコンエキスを添加しています。何に使うかというとアトピー性皮膚炎の肌荒れ部位の保護です。

アトピー性皮膚炎の皮膚はアレルギーで肌荒れを起こしています。かゆいので引掻き傷もあります。肌荒れを起こすのはアレルギー反応により炎症が生じリンパ球から活性酸素が沢山放出されます。遺物や感染した菌を抑えるためです。しかし、アトピーの場合、細菌は肌荒れ部の表層にいるため効果がないのです。さらに、表皮は常に生まれ変わっていますが、新たな表皮細胞になるべく生まれて来た細胞の表面の膜脂質を酸化させてバリアー機能をなくするのです。このような事で肌荒れが持続し面積拡大を起こすのです。肌荒れを起こすと皮膚のバリアー機能が無くなってしまいます。だから、細菌の毒素がすぐに皮膚内に入ってしまいアレルギー反応が持続してしまいます。

治療には皮膚科医は治療薬としてステロイド軟膏かタクロリムスという抗免疫薬の軟膏を出します。これらの薬は炎症は抑えるが傷を治すには効果がなく、細菌に対しては全く効果がないばかりかむしろ自由に増えていいよといった薬であるため、アトピー性皮膚炎の肌荒れは治らず少し良くなったと思っても肌荒れの状態なので細菌が毒素を出し、荒れた皮膚から毒素がすぐ皮膚に入り炎症はひどくなるのです。私の考えは傷を治さないとアトピーは治らない。アトピーの肌荒れを治さないとアトピーは治らない。いつまでも再発が無限ループのごとく続くのです。

肌レーヌ アトピーの肌荒れの保護に

その考えで開発したのが肌レーヌです。肌レーヌは肌荒れ部を薄いフイルムで覆います。傷や肌荒れ部位は乾燥せず保湿されます。するとどうなるか肌荒れ部の表皮は新たに生まれてきた表皮細胞に置き換わり綺麗な皮膚に代わる機構が働きます。もう一つ、シコンエキスは古来からの生薬で抗菌性と抗炎症作用を持ちます。大正製薬は口内炎のシコンエキス入りパッチ薬を販売しています。随分前からです。また、一般薬でシコンエキス入りの軟膏が売られていますが衣服が紫に染まるのであまり使われていません。このように効果は昔から傷や抗炎症の効果が確認されているのです。肌レーヌはこのシコンエキスがテープから溶け出し、皮膚表面の細菌を抑えるだけでなく皮膚の炎症も緩和してくれます。先に述べた私の考えを具現化したコンセプトの製品になっているのです。抗菌・抗炎症効果を持つ傷保護シートで極めて薄く皮膚に密着して、体を動かした際の違和感も殆どありません。

使用例を紹介しましょう:女の子供さん5歳に14日間使ってもらいました。医師の監視下です。すると、炎症が大腿部・背部や腹部などほとんどの所で引いてきました(下の写真)。綺麗になったのです。その後10カ月間再発はなかったと聞いています。両親や祖父母も何とかしてしてやれないものかと悩んでいたと聞いてます。解決したのです。9歳の男子の腕内側が発疹ができて医師からステロイド軟こうを処方され塗っていたが治らず、肌レーヌを1週間使ったところ、綺麗に皮膚になりました。アトピー性皮膚炎の肌荒れ部位を肌レーヌで保護する表皮が新生されて綺麗になり、再発もしなくなるのです。このような改善効果が示された使用例を多くの方から報告を頂いてます ただ、炎症が厳しい状況では肌レーヌでは難しく却って悪化させる場合もあります。ステロイドなどで炎症を緩和してからが肌レーヌの出番になります。

酷い乾燥肌の改善例:肌レーヌ(医療機器)をひどい肌荒れ部位に貼ってみました。50代の女性です。するとどうでしょう、保湿剤やワセリンなどをこまめに塗っていても、泥田が乾燥してひび割れが入ったようになっていた皮膚がなんときれいなつるりと皮膚に僅か3-6日で変わりました。これには驚きました。下の写真をご覧ください。

僅かに3-6日でこのようなつるりとした滑らかな皮膚に替わるのです。

なぜか理由をいろいろ考えました。「皮脂分泌の少ない方は表皮が基底層で生まれて次第に10-20層駆け上り、一番上の角層に達しますが、その表面に近い所まで来たとき保湿性の皮脂分泌が少ないため、乾燥し酸化を受け表層に出てきたとき鱗のような乾燥模様ができてしまう。この上に保湿剤やワセリン、保湿クリームなどをいくら塗っても乾燥を完全には抑えられないので魚鱗模様が消えません。肌レーヌを貼ると菌を抑え保湿します。皮膚が新しくなる祭、乾燥しないで表面までたどり着けるのです。表皮細胞が乾燥しないで表面に出てくれば魚鱗の乾燥模様は現れず、つるりとした滑らかな皮膚になっている」のだと解釈しています。

包茎補助テープ FIMOtape

包茎は恥ずかしい何とかしたいと思っている若き男性が多いことと思います。包茎は病気でない、異常でもないと医師は言ってますが、様々な問題がありリスクがあるとも言ってます。

1)包茎は包皮の中に恥垢が溜まり、嫌な臭いがあり、不潔である

2)この不潔の為、大事な彼女にHPV(ウイルス)感染させて、子宮頸がんにするかもしれない 子宮頸がんは性交渉が原因であると言われている

3)男子も不潔だと陰茎がんになる可能性が露茎に比べて5倍くらい高くなる

4)包まれていて性交渉時にムケルなら、感度が高くなりすぎ早漏になるかもしれない この場合は恥垢が彼女の方に移りまずい 恋して燃えている2人なら事前に良く洗うなど余裕はないでしょう 

5)子供のペニスの包茎だとやはり恥ずかしい

などがリスクであり精神的な問題点であり悩みである。これを解消する、特に仮性包茎の場合は手軽に解消してゆける方法があります。それは包皮をムイテ、テープで戻らないように固定するのです。それを続けていると包皮の厚みが減ってきて次第に薄くなり、カリの下にとどまるようになります。くせ付けすると呼んでます

優れた商品を開発しました。①極めて薄く目立たない。②勃起しても違和感なし。朝立ちでも貼っているのを忘れている。③剥がす時痛くない。一般のテープは極めて痛い。亀頭部から離れた敏感でない部位に貼っていても剥がす時痛いのである。自ら試験しました。そこで、ゲル粘着剤を用いて皮膚に優しいテープにしました。さらに④抗菌性を付与しています。これに勝るものは他にありません。

Fimotapeと名付けています (購入は下線部をクリック)

これを購入するにはアマゾンで手に入ります。

  • 製品本体 3本が1シートに乗っている
  • Filmは0.01mm10μと極薄
  • 粘着剤はゲル粘着剤で皮膚に優しい
  • 抗菌性を付与
  • はがす時痛くない
  • 全く目立たない

指に巻いたところ

違和感全くなし

勃起してもテープは感じない

仮性包茎をむいた状態にしてくせ付けするための包茎補助テープです

真正包茎やカントン包茎は剥くことができない、剥くと痛くなるとか血流が無くなり亀頭が紫になるなどなら手術が必要です 良く調べて、信頼できるところで手術を受けて下さい

ご質問の方は下記へ連絡ください

yamamoto.kusatsu@gmail.com

090-4279-9171 携帯

これらの技術に関してコンサルタントも行っています

関心のある方は上記連絡先へContactお願いします

最近の著作として、

「ゲル化・増粘剤の使い方と新しいゲルの活用事例」 2025年1月31日発刊  技術情報協会発行

第8章 製剤・DDSに使用されるゲルの設計、作成

第1節 医療用ゲル粘着剤とその応用

著者 山本敏幸  メディカルテープ研究所 代表

色々なゲル化の仕組みや製品化のヒントが記載されています。関心のある方は連絡ください 私の紹介となれば割引があるようです。

以上  2025/1/31


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